落合博満氏は、中日ドラゴンズの本拠地であるバンテリンドームに関する議論に対して、はっきりとした立場を示した。昨年、立浪和義前監督がホームランテラス設置を提案したことがファンの間で大きな反響を呼んだが、落合氏はその提案に反対の意見を表明した。彼は、「ホームランテラスを作ることで本塁打は増えるかもしれないが、その分、相手にも本塁打を打たれるリスクが高まる」と指摘し、リスクの大きさを強調した。

さらに、落合氏は中日ドラゴンズにおいて本塁打を打てるバッターを育成するよりも、外国人選手を補強する方が手っ取り早いと語った。守備を重視し、長打力を持つ選手を育てるよりも、即戦力となる選手を獲得する方が効果的だとする立場だ。

一方、野球評論家の高木豊氏はホームランテラス設置に賛成の意見を述べ、ホームランが野球の魅力を引き出す要素であることを強調した。打撃の力を高めるために、ホームランテラスは必要不可欠だとの考えを示した。今後、中日ドラゴンズがどのようにこの問題に取り組むかが注目される。