甲子園のスター、清原和博。1985年の甲子園で13本のホームランを放ち、天才と称されました。プロ入り後、西武ライオンズで新人記録の31本塁打を放ち、その才能を発揮しました。
落合は1986年に清原のバッティングを初めて見た時、「驚いた。高校生離れしている。彼のスイングには無理がない」と絶賛しました。キャンプやオープン戦で打てずにいた清原に対しても「今のままでいい」と励まし、「そのうち慣れる」と信頼を寄せていました。
二人の対談では、落合は清原に「四十本打ってないなんて何してるの」と厳しく指摘し、「酒はやめろ」と選手生命を考えたアドバイスも送りました。落合の助言は清原の選手生活に大きな影響を与え、彼の成長を支えました。
清原もまた、落合のバッティングを目標にし、「バットの音が違う」「選球眼がすごい」と尊敬の念を語っています。天才同士の交流は、お互いの成長に繋がり、プロ野球界に多くの伝説を残しました。