2025年1月25日、ニューヨークのヒルトンホテルで開催された全米野球記者協会(BBWAA)の夕食会。記念すべき百回目の式典では、ドジャースの大谷翔平選手とヤンキースのアーロン・ジャッジ選手が顔を揃える予定でしたが、大谷選手はロサンゼルスの山火事に配慮し、急遽欠席を決断。代わりに送られた約3分間のビデオメッセージが多くの人々の心を打ちました。
大谷選手は、ロサンゼルスの住民や消防士たちに心からの感謝の意を伝え、特に最前線で働く消防士たちに敬意を表しました。また、スピーチの中で、感動的な言葉として「このMVPをロサンゼルスの全ての人々に捧げます」と語り、被災者への思いやりと支援の重要性を強調しました。
その言葉に深く感動したのは、通訳を務めたアイヤトン氏。普段は大谷選手が冗談を交えた明るい一面を見せることが多い中、真摯なスピーチに涙を堪えきれなかったと語りました。大谷選手の真摯な姿勢と人間的な温かさは、野球界のスーパースターとしてだけでなく、一人の人間としても多くの人々に深い感銘を与えました。