昨シーズン、巨人で打撃チーフコーチを務めたデーブ大久保。彼の指導法は、早朝からのアーリーワークや15種類以上のチーム打撃を取り入れるなど、選手たちの意識改革に努めました。しかし、結果はリーグ最下位に終わり、シーズン終了後に退任しました。
今年の宮崎キャンプでは、大久保が巨人のグラウンドに入れないという異例の事態が発生しました。元コーチでありながら、一般ファンと同じ扱いを受け、二階の客席から練習を見学するだけでした。ある球団関係者は「広報部長も出てきて、ちょっとした揉め事になっていました」と語り、阿部監督も「どのツラ下げて来たんだ」と不快感を示したと言います。
大久保が出禁となった理由は、彼が自身のYouTubeチャンネルで巨人の内情を暴露したことにあります。例えば、選手の降格・昇格の通達方法やスタメンの決め方など、チームの機密情報を詳細に語ってしまったのです。これに対し、球団は再生数を稼ぐためにチームの秘密を暴露する大久保に対し、厳しい態度を取ることを決めました。
デーブ大久保は、巨人と確執があるという認識はなく、球団を称賛する発言を続けていますが、現実には球団内での信頼を失っています。阿部監督が指揮を執る新体制の下、巨人は新しい方針でチームを再構築しようとしています。
果たして、大久保の出禁はチームにとって吉と出るか凶と出るか。今シーズンの巨人の成果が注目されます。