今日の球場はまさに風の劇場。風速16mという異常な気象が試合にドラマを添えます。ヤマオカ投手が投げたまっすぐのストレートが、あろうことか風に乗って大きく逸れ、バッターを混乱させました。  

ツーボールツーストライクと緊迫する場面、富見捕手と組んだバッテリーは絶妙なリードを見せます。強風が生み出したこの変化球は、チームメイトからも「魔球」と呼ばれるほどの驚きの存在です。  

特に印象的だったのは、角中選手がその魔球を見送った場面。彼はあまりの変化に思わずボールと判断したようです。この試合、勝利を手にするのは風を制した者。この異常な状況をどうやって味方にするかが鍵となるのです。