現地時間9月10日のアストロズ戦で、大谷翔平選手は新球シンカーを駆使し、シーズン自己最多の勝利を収めました。この試合で見せた新たな魔球に、メジャー屈指の強打者アルトゥーベ選手も驚きを隠せませんでした。

初回に失点するも、2回にはトラウト選手の本塁打で援護を受け、徐々に調子を取り戻した大谷選手。3回には、メジャー自己最速の163kmのフォーシームでカイル・タッカー選手を三振に仕留め、ピンチを切り抜けました。解説者も「まるでレーザーのようなフォーシームだ」と大興奮。

新球シンカーに驚いたのは、アストロズのアルトゥーベ選手。彼は、ワンボールワンストライクからの98.5マイル（約150.5km）のシンカーに空振りし、思わず苦笑い。その様子を見たピッチング分析家のロブ・フリードマン氏は「アルトゥーベは感銘を受けている」とツイート。これにはファンからも「笑うしかない」との声が。

この試合でのシンカーの威力について、エンゼルスのネヴィン監督代行は「彼の新たな勝負球として機能している」と評価。常に一貫した準備と練習を続ける大谷選手の努力が、結果に結びついているのです。

殿堂投手ジョン・スモルツ氏も大谷選手を「球界のベストピッチャーの一人」と大絶賛。シーズン中に新球を導入するその挑戦精神に驚きを隠せませんでした。今後も大谷選手の進化から目が離せません。